Keishythm

人間らしくちゃんと生きたい何かの、足跡です。

おかしいね

なんで歩くの

足があるから

何で食べるの

おなかがすくから

何で笑うの

あなたが笑うから

じゃあどうして泣いてるの

どうしてだろう おかしいね

 

谷川俊太郎 「いのち」

サバンナに立つ象の足元
アリが一匹迷子になっている
太平洋の青い深みで
イワシの群れが銀にひらめく
コンクリの割れ目に咲いて
たちまちに踏まれた花も
大空に輪を描くトビも
みんないのち いのちをうたう

いのちがいのちを奪うときも
いのちからいのちは生まれ
いのちがいのちと争うときも
いのちはいのちとむすばれている

ホモサピエンスであるより先に
ヒトもひとつの無名のいのち
生きとし生けるもののふるさと
地球は生きていのちを育む

のびやかに地を蹴るいのち
ひたむきに夢見るいのち
いま響くこの歌声も
みんないのち いのちをうたう

居場所

わたしのいる場所

 

それは温かく迎えてくれるような心のつながり

 手を繋いで 笑いあって

 時に泣いて抱きあって

 交わした言葉 思い出の場所

 おかしくってうれしくて

 寂しい心が 帰りたくなる場所

 

 

 わたしのいる場所

 

それは冷たく寄り添うようないのちのつながり

 倒木に芽吹く雑草 死んだ魚に群がる虫たち

 獅子に噛まれてじっと死を待つ子鹿の目

 情も正義も理性もない いのちはいのち

  風と同じ 星と同じ 山と同じ

 吹き抜けて 輝いて 静かにずっとそこにある

  深呼吸して 感じたそこがわたしの生きる場所

We are all drops in the same river.

わたしたちは 気づけば

ながいながい流れのなかを

あてもなく漂ってきたしずく

 

ひとつでは流れていけない

くっつきたがりな 

小さなしずく 寂しいしずく

 

けれど わたしは

みんなで ひとつの川になる

しずくであって 川である

 知らないうちに 100億年流れてきた

宇宙の一部で 宇宙そのもの 

 

いなくなった人も

これから生まれてくる人も 

わたしとして みんなとして 

この川として

 まだ/もう 一緒に流れている

 

悲しいかな 人は変わってしまう

悔しいかな なかなか自分は変われない

切ないかな 街も季節にも置いていかれて

嬉しいかな いつも空だけは変わらずに

 

全ての感情は1つ 寂しい

Can you hear all the colors of the rain?

雨が降っている

 

しずくが落ちる場所

受け止めるものたちによって

音が変わる 色が生まれる

それは新しい発見と即座の別れ