Keishythm

人間らしくちゃんと生きたい何かの、足跡です。

タイ、道すがら

道すがら 道路のわきに横たわり 焼けた肌にしずくを浮かべ 小さく呼吸を繰り返す人の 足がなかった 前を横切るぎこちない犬の 前足はひとつ 貧乏旅行だと思って歩き続けた 立派な足ふたつ ジーンと痛む 見てしまった 見てしまった 何が運命 何が運命 何が違…

いつあけてもいい手紙

いつあけてもいい手紙を書いた そこにあるものは あなたともに 変わり続けて いつもそこにあるから いつあけてもいい なんどだってあけていい 10年 20年 50年 ひょっとしたら私がいなくなったあとも 100億年の歴史のなか ひそかに語り継がれた いのちのささ…

信じるということは信じないということ

世間で言われている「信じる」という聞こえの良い言葉、実際は「期待する」になっている気がします。相手の過去の言行をもとに少し先の行動を期待して、それが外れれば「裏切られ」た言う。たいてい「信じる」は自分に都合のいいふるまいを相手がしてくれる…

「宗教」と「宗教的なもの」 

「宗教」と聞くと、少し身構えてしまう人がほとんどだと思います。僕もそうでした。ちなみに僕は特定の宗教には属していませんし、お説教する偉い人でもありません。だから、なんでもない平凡な僕が平易な言葉で書くことができれば、もしかしたら「宗教的な…

ひとはみな、いたずらっこ

いたずらなものに、いたずらに、いたずらなことを覚えて、いたずらになる。 訳 たいしたことないことに、ただ何となく、途方もないことを感じて、しぬ。 花を見たり、小さな虫を見たり、風に吹かれたりしただけで、なぜか宇宙、真理、永遠を感じ、そして寂し…

もらい生き

生き生きと枯れる花から 生き生きと潰れた虫から 生き生きと流れる雲から 生き生きと帰る波音から 生き生きと血を捧げる人から 生き生きと恋に破れる人から 生き生きと叶わぬ平和を歌う人から 生き生きと死を詠う詩から 生き生きと鳴らすへたくそなフルート…

信じてほしいと言いながら 信じていなかったのはだれだ 本当に信じていたなら そう言わずにただ 待っていることもできただろう 「信じる」 なんて無力な言葉よ 自分を守ろうとするばかり 知ってるだけじゃ使えない むしろ「知る」とは対極の 恐れを知らない …